Category : 妻への敬意を忘れない夫たち

「種馬」としての男のプライド

いつのころからか、イタリア男といえば精力絶倫というイメージがついて回るようになりました。情熱の国らしく、女性も、パートナーの愛情の深さをセックスで測る傾向があります。精力に自信があるとはいっても妻への思いを「行動」で示さなければいけない男たちは、予想外の苦労をしなければいけないこともときにはあるようです。

「イタリアの種馬」とよばれて

1976年のアメリカ映画『ロッキー』の中で、移民の主人公は「イタリアの種馬」というニックネームでよばれていました。イタリア人の男性は精力絶倫だというイメージが、このころからすでに定着していたからです。

世界でもっとも精力的だといわれることを、イタリア男性自身も誇らしく思っているようです。あるコンドーム会社がこの国の20代男性を対象に、パートナーとの性交渉の頻度を調べたところ、毎日という答えが圧倒的に多かったといいます。

この国では女性もまた、パートナーの愛情の深さを判断するときにセックスを重視します。とはいえイタリア女性は、性交渉の回数が多ければそれでいいとは単純に考えていないようです。ベッドで費やす時間や質も、彼女たちは厳しく見ているといいます。マンネリ感のあるふれあいばかりでは、男性は愛想をつかされてしまうかもしれません。

イタリアでは、ベッドの中でうまくいかなくなると、カップルの関係はあっという間に冷えてしまいます。セックスの切れ目が縁の切れ目とばかりに、未練もなく、さっさと破局してしまう夫婦が実に多いのです。

サービス過剰で入院騒ぎも

イタリア男性が自分の愛情の深さを、妻に対してたっぷりと示せるのが、夏と冬のバカンスシーズンです。仕事のことを考えなくてもいい期間なので、夫は妻に愛情を示すことに集中します。

ロマンチックな旅行へ連れていくだけでも、もちろん女性は喜んでくれます。ですが、この時期に夫が普段通りのセックスしかしなかったら問題です。愛情がなくなったか、それとも浮気でもしているのかと、妻は疑うでしょう。

パートナーの期待を受けることもあって、バカンス中のイタリア男性は、いつにも増して妻との性生活に懸命になります。とはいえ、もともと情熱的な気質の彼らがあまりにも激しく性行為に没頭するのは問題です。2008年の新聞調査では、激しいセックスを行ったことが原因で、バカンス中には性器の裂傷で救急車を呼ぶイタリア男性が急増するそうです。

サービス精神に満ちたイタリア男性も、バカンス中は、いつもより少し慎重にパートナーと愛し合うように心がけるほうがいいかもしれません。 イタリア人のカップルの間では、セックスは計り知れないほど重要なものです。絶倫の代名詞のように思われている男性は、妻へのサービスに手抜きもできず、人しれない苦労もあるようです。

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