Category : ケンカしそうなときのイタリア流仲直り術

円満な関係のために夫婦で定期的に外出する努力

夫婦でも、いつもいっしょにいたいと思うのは新婚のころだけです。夫も妻も、そのうち自分の友人と外出する機会が多くなります。気がつけば、夫婦2人の時間をもてるのは家の中だけということになるかもしれません。

円満なイタリア人カップルは、中年になってからも、2人で外出する機会を意識して作っています。いっしょの時間を長く過ごすことで、夫婦の間に新しい話題が生まれるからです。

音楽好きの夫婦は、劇場の友の会2人そろってよく入会しています。なじみのレストランからのイベントのお誘いも、けっして断ることはありません。 外出は気晴らしにもなりますし、2人の関係につねに新しい刺激を与えてくれます。

友の会に入会して夫婦で定期的にコンサートへいく

日本と同じで、イタリアのコンサートホールもたいてい「友の会」を運営しています。年会費を払って会員になれば、その年のコンサート予定表や各種イベントの招待状を会員が受け取ることができるのも日本の場合と同じです。

音楽好きのイタリア人夫婦は、このシステムを使って、定期的にいっしょに外出します。 年会費などの出費はかさみますが、これも夫婦円満のために必要な行事だとみな考えています。

自分たちで観劇デートをアレンジしようとしても、忙しいとすぐに忘れてしまうでしょう。友の会に入会しておけば、劇場側から機会あるごとに案内を送ってくれます。多忙な熟年夫婦には、友の会はとても便利なシステムです。

なじみのレストランからの招待にはかならず応じる

たいていのイタリア人は、行きつけのレストランを持っています。そうしたお店は、職場の近くの店であったり、友人がオーナーの店であったりすることが多いようです。

イタリアでは、特別な日でなくてもイベントを行うレストランがたくさんあります。詩人を招いての朗読会やオーナー自作の水彩画発表会をかねて、顔なじみの顧客にディナーの招待状がレストランから送られてきます。

こうしたイベントつきディナーは当たり外れが多く、正直、興味をそそられる企画ばかりではありません。 しかしこれもまた夫婦同伴で外出できる大切な機会です。なじみの店を助けるという意味もあり、イタリア人はカップルでこうしたイベントにもまめに顔を出します。

大したことのないイベントであってもかまわないのです。それも後から2人の間での笑い話になります。 お互いのことを知り尽くした熟年夫婦は、新婚のころのように、パートナーの顔を見てさえいれば幸せというわけにはいきません。なるべくいっしょに出かけることで、2人の間にいつまでも新鮮な話題を持ち続けようと、円満なイタリア人カップルはこまめに努力をしています。

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