Category : イタリア流夫婦円満の秘訣

イタリア人は結婚したくない人が多い?

イタリア人の結婚観は日本人とは少し違います。事実婚が市民権を得ていたり、手続きがとても複雑だったり、結婚した方がいいという意識がなかったり。イタリア人の結婚は、一体どういうものなんでしょうか?

イタリア人の結婚観

イタリアでは、子供ができた人や欲しい人が結婚を検討するという文化があります。婚姻率は低く、主要先進国の中では最下位。子供がいらない場合は結婚しないで同棲するという人も多々いて、事実婚が市民権を得ています。

イタリアでは、事実婚のカップルでも夫婦のように過ごしています。何十年のローンを組んで、一緒に家を購入するケースも。子供ができると結婚を考えるイタリア人ですが、中には子供がいても結婚しない人もいます。事実婚だからといって冷たい視線を向けられることはないので、結婚にこだわらないのかもしれません。ちなみに事実婚でも父親が認知をすれば親子関係は生まれ、両親二人ともに親権と扶養義務が与えられます。

結婚も離婚も手続きが大変

イタリアで結婚するには手続きがとても大変。今まで住んでいたすべての町の役所に証明書を提示しなくてはなりません。さらに、受理するまでの期間に誰かが反対すると認められないという決まりまであります。もしその間に元彼や元カノが反対したら、話し合いをしなくてはならないんです。また、何度でも再婚することは出来ますが、教会での結婚式は一生に一度しかできないことになっています。

そして、離婚したいときにも複雑な決まりがあります。イタリアでは結婚は重要な契約と考えられているので、きちんと手続きを踏まなければならず、最低でも3年以上別居した後にしか離婚は出来ません。子供がいる場合にはもっと長く、5年以上の別居期間が必要になります。この別居をするにも厳しい手続きが必要で、双方が弁護士を立てて別居期間に入ることを認めてもらわなければなりません。それをしないで子供を連れて行ったりすると、誘拐とみなされることまであります。複雑な制度のためか、イタリアの離婚率はとても低くなっています。イタリアでは、結婚にも離婚にも大変な労力がかかるため、結婚しなくてもいいという人が増えるのも無理ないのかもしれません。

「何歳までに結婚しないと」という意識はない

イタリアの初婚年齢の平均は男性33.7歳、女性30.6歳と、先進国の中で最も高くなっています。日本と違い、イタリアには何歳くらいまでには結婚するべきだという考えはありません。また、1度も結婚に失敗したくないという人が多いため、結婚するまでの交際期間も長めで、最低でも5年は交際してから結婚するようです。

日本人の場合、適齢期になると周りの人からプレッシャーをかけられることも多いですが、イタリアではそういうことはなく、結婚圧力はとても低いようです。

結婚観は色々

日本に比べて結婚が大変そうなイタリアですが、だからといって結婚に悪いイメージがあるわけではありません。しかし、結婚の形は色々あるようです。イタリアでは法的な結婚以外にも、事実婚で夫婦のように暮らしている人がたくさんいる他、年を取ってから結婚・再婚する人も多く、適齢期で結婚して老後まで一緒にいる以外にも、たくさんの夫婦の形があるようです。イタリアの離婚率が低いのは、手続きが大変だからというだけではなく、義務感ではなく結婚したいときにしているからかもしれません。

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